パソコンのスクリーンショットは作業効率を大幅に向上させる便利な機能ですが、意外と使い方を知らない人も多いのではないでしょうか。画面の一部や全体を簡単に画像として保存できるスクリーンショット機能は、ビジネスでもプライベートでも幅広く活用できます。
この記事では、WindowsやMacなど主要なOSでのスクリーンショットの撮り方や保存方法、便利な活用術についてわかりやすく解説します。初心者の方でも簡単に実践できる内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
監修者情報
株式会社ヤマダデンキセグメント事業統括部 インターネット事業部 ネット商品企画部 SMD
星野 祐孝
ヤマダデンキのデジタル商品仕入部門にて20年ほど勤務した知識や経験を生かし、EC部門にて商品企画や広告・SEOなどを担当し 他にもゲーム部門”ヤマダゲーム”などでキャラデザインやIP活用、ゲームの開発など多岐の業務を兼任する。その培った知見で 家電情報サイトは設立時より深く関わり、記事の企画から監修まで、幅広く携わっております
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目次Windowsでのスクリーンショットの撮り方Windowsパソコンでは、標準機能を使って簡単にスクリーンショットを撮影できます。画面全体やアクティブウィンドウ、任意の範囲を選んで撮影する方法があり、用途に応じて使い分けることができます。それでは、具体的な手順を見ていきましょう。
画面全体を撮影する方法Windowsで画面全体のスクリーンショットを撮るには、キーボードの「PrtScn」(プリントスクリーン)キーを押すだけです。これで画面全体がクリップボードにコピーされます。パソコンの画面全体を素早くキャプチャしたい場合に便利です。ただし、この方法では画像ファイルは自動生成されないので、ペイントなどの画像編集ソフトに貼り付けて保存する必要があります。
より簡単な方法として、Windows + PrtScnキーを同時に押すと、画面全体のスクリーンショットが自動的に「ピクチャ」フォルダ内の「スクリーンショット」サブフォルダに保存されます。この方法なら、撮影と保存が一度に完了するので効率的です。
アクティブウィンドウを撮影する方法特定のウィンドウだけをキャプチャしたい場合は、Alt + PrtScnキーを同時に押します。これにより、現在アクティブ(選択されている)ウィンドウのみがクリップボードにコピーされます。ブラウザやアプリケーションの特定画面を共有したい時に役立ちます。
クリップボードにコピーされた画像は、ペイントやWordなどのアプリケーションに貼り付けて編集や保存ができます。必要な部分だけを切り取ったり、文字や図形を追加したりすることも可能です。
任意の範囲を選んで撮影する方法Windows 10以降では、より柔軟にスクリーンショットを撮影できる「切り取り&スケッチ」ツールが標準搭載されています。撮影した画像は自動的にクリップボードにコピーされ、通知センターにも表示されます。
ここから直接編集や保存ができるので、必要な部分だけを素早くキャプチャして共有したい時に最適です。Windows + Shift + Sキーを同時に押すと起動し、次の4つの撮影モードから選べます。
矩形:自由に四角形の範囲を選択 自由形:自由な形で範囲を選択 ウィンドウ:特定のウィンドウを選択 全画面:画面全体を撮影 Macでのスクリーンショットの撮り方Macユーザーにとっても、スクリーンショット機能は日常的に活用できる便利なツールです。Windowsとはキーボードショートカットが異なりますが、基本的な撮影方法は似ています。MacOSの特徴を生かした撮影テクニックを見ていきましょう。
画面全体を撮影する方法Macで画面全体のスクリーンショットを撮るには、Command + Shift + 3キーを同時に押します。パソコンの画面全体を瞬時にキャプチャできる便利な方法です。撮影された画像は、デスクトップに自動保存されます。ファイル名には撮影日時が含まれるので、後から整理しやすいのも特徴です。
macOS Moje以降では、Command + Shift + 5キーを押すことで、より高度なスクリーンショットツールを呼び出せます。このツールを使えば、全画面、選択したウィンドウ、カスタム範囲の撮影に加え、画面録画も可能です。
選択した範囲を撮影する方法特定の範囲だけをキャプチャしたい場合は、Command + Shift + 4キーを同時に押します。カーソルが十字に変わるので、撮影したい範囲をドラッグして選択します。必要な部分だけを正確にキャプチャできるので、情報の切り取りや共有に最適です。
選択範囲を決定した後、スペースキーを押すと、ウィンドウ単位での選択に切り替わります。これにより、正確な四角形でアプリケーションウィンドウ全体を撮影できます。また、選択中にOptionキーを押すと、選択の中心から均等に範囲を広げられます。
スクリーンショットの保存先を変更する方法デフォルトではデスクトップに保存されるMacのスクリーンショットですが、保存先を変更することも可能です。スクリーンショットの保存先が「ピクチャ」フォルダ内の「Screenshots」フォルダに変更されます。
デスクトップの整理や、撮影した画像の管理がしやすくなるでしょう。ターミナルを開いて、以下のコマンドを入力してください。
defaults write com.apple.screencapture location ~/Pictures/Screenshots killall SystemUIServer スクリーンショットを活用して作業効率アップ!パソコンのスクリーンショットは、情報共有や作業効率向上に欠かせないツールです。適切な方法で撮影し、編集・活用することで、コミュニケーションの質が向上し、業務のスピードアップにつながります。
本記事で紹介した様々なスクリーンショット撮影方法や便利なツールを活用して、日々の作業をよりスムーズに進めましょう。効果的なスクリーンショットの活用が、あなたのデジタルライフをさらに豊かにしてくれるはずです。