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JISA1171 規格全文情報pdf 目 次まえがきポリマーセメントモルタルの試験方法序文1 適用範囲2 引用規格3 用語及び定義4 試験の一般条件4.1 数値の丸め方4.2 試験室及び養生室の状態5 ポリマーセメントモルタルの調製方法5.1 装置及び器具5.2 試験に用いる材料の準備5.3 材料の計量5.4 ポリマーセメントモルタルの練混ぜJIS A 1171:2016の国際規格 ICS 分類一覧JIS A 1171:2016の関連規格と引用規格一覧次のページJIS A 1171:2016 規格概要
この規格 A1171は、ポリマーセメントモルタルの試験方法について規定。
JISA1171 規格全文情報規格番号JIS A1171 規格名称ポリマーセメントモルタルの試験方法規格名称英語訳Test methods for polymer-modified mortar制定年月日1978年4月14日最新改正日2016年8月22日JIS 閲覧‐ 対応国際規格ISO
国際規格分類ICS
91.100.10主務大臣国土交通JISハンドブック建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021改訂:履歴1978-04-14 制定日, 1983-05-26 確認日, 1990-01-18 確認日, 1995-02-10 確認日, 2000-03-17 改正日, 2010-02-04 確認日, 2014-10-25 確認日, 2016-08-22 改正ページJIS A 1171:2016 PDF [21] A 1171 : 2016pdf 目 次ページ
序文・・・・[1] 1 適用範囲・・・・[1] 2 引用規格・・・・[1] 3 用語及び定義・・・・[1] 4 試験の一般条件・・・・[2] 4.1 数値の丸め方・・・・[2] 4.2 試験室及び養生室の状態・・・・[2] 5 ポリマーセメントモルタルの調製方法・・・・[3] 5.1 装置及び器具・・・・[3] 5.2 試験に用いる材料の準備・・・・[3] 5.3 材料の計量・・・・[3] 5.4 ポリマーセメントモルタルの練混ぜ・・・・[3] 6 フレッシュポリマーセメントモルタルの試験・・・・[4] 6.1 一般・・・・[4] 6.2 フロー試験・・・・[4] 6.3 スランプ試験・・・・[4] 6.4 単位容積質量試験・・・・[5] 6.5 空気量試験・・・・[6] 6.6 硬化時間試験・・・・[6] 7 硬化したポリマーセメントモルタルの試験・・・・[7] 7.1 一般・・・・[7] 7.2 供試体の作製・・・・[7] 7.3 曲げ強さ及び圧縮強さ試験・・・・[9] 7.4 接着強さ試験・・・・[10] 7.5 接着耐久性試験・・・・[13] 7.6 吸水率試験・・・・[13] 7.7 透水量試験・・・・[13] 7.8 長さ変化率試験・・・・[14] 7.9 促進中性化試験・・・・[14] 7.10 塩化物イオン浸透試験・・・・[14] 7.11 凍結融解に対する抵抗性試験・・・・[14] 7.12 透湿度試験・・・・[15] 8 報告・・・・[16] 附属書A(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[17](pdf 一覧ページ番号 1)
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A 1171 : 2016まえがき この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人建材試験センター(JTCCM)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。これによって,JIS A 1171:2000は改正され,この規格に置き換えられた。 この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。(pdf 一覧ページ番号 2)
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日本工業規格(日本産業規格) JIS A 1171 : 2016ポリマーセメントモルタルの試験方法Test methods for polymer-modified mortar
序文 この規格は,1978年に制定され,その後2回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2000年に行われた。今回の改正は,他規格との整合及び実情にあった試験方法とするために行った。また,技術上重要な改正に関する旧規格との対照表を附属書Aに示す。 なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。1 適用範囲 この規格は,ポリマーセメントモルタルの試験方法について規定する。2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1128 フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法−空気室圧力方法 JIS A 1129-1 モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法−第1部 : コンパレータ方法 JIS A 1129-2 モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法−第2部 : コンタクトゲージ方法 JIS A 1129-3 モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法−第3部 : ダイヤルゲージ方法 JIS A 1132 コンクリートの強度試験用供試体の作り方 JIS A 1148 コンクリートの凍結融解試験方法 JIS A 1404 建築用セメント防水剤の試験方法 JIS A 5308 レディーミクストコンクリート JIS A 6203 セメント混和用ポリマーディスパージョン及び再乳化形粉末樹脂 JIS A 6205 鉄筋コンクリート用防せい剤 JIS K 8123 塩化カルシウム(試薬) JIS R 5201 セメントの物理試験方法 JIS R 6252 研磨紙3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。3.1ポリマーセメントモルタル 結合材にセメント及びセメント混和用ポリマーを用いたモルタル。――――― [JIS A 1171 pdf 3] ―――――
2A 1171 : 20163.2セメント混和用ポリマー セメントモルタル及びコンクリートの改質を目的に,それらに混和して用いるセメント混和用ポリマーディスパージョン及びセメント混和用再乳化形粉末樹脂の総称。3.3セメント混和用ポリマーディスパージョン 水の中にポリマーの微粒子が分散している系。次の2種類に区分する。 注記1 この規格では,“セメント混和用ポリマーディスパージョン”を“ディスパージョン”という。a) セメント混和用ゴムラテックス 合成ゴム系,天然ゴム系,ゴムアスファルト系などのゴムラテック スに安定剤,消泡剤などを加えて,よく分散させ均質にしたもの。 注記2 この規格では,“セメント混和用ゴムラテックス”を“ゴムラテックス”という。b) セメント混和用樹脂エマルション エチレン酢酸ビニル系,アクリル酸エステル系,樹脂アスファル ト系などの樹脂エマルションに安定剤,消泡剤などを加えて,よく分散させ均質にしたもの。 注記3 この規格では,“セメント混和用樹脂エマルション”を“樹脂エマルション”という。3.4セメント混和用再乳化形粉末樹脂 ゴムラテックス及び樹脂エマルションに安定剤などを加えたものを乾燥して得られる,再乳化可能な粉末状樹脂。 注記 この規格では,“セメント混和用再乳化形粉末樹脂”を“粉末樹脂”という。3.5ポリマーセメント比 ポリマーセメントモルタル及びコンクリートにおけるセメントに対するディスパージョン及び粉末樹脂の全固形分の質量比。3.6全固形分 ディスパージョンにおいては不揮発分の成分,粉末樹脂においては揮発分以外の成分。4 試験の一般条件4.1 数値の丸め方 数値の丸め方は,四捨五入による。4.2 試験室及び養生室の状態 試験室の状態は,温度20±5 ℃,相対湿度(65±20)%とする。養生室は一般養生室及び湿空養生室とし,一般養生室の状態は温度20±2 ℃,相対湿度(65±10)%,湿空養生室の状態は温度20±2 ℃,相対湿度80 %以上とする。ただし,各試験で温度及び相対湿度が規定されている場合にはそれによる。これらの温度及び相対湿度以外で試験する場合には,その値を記録しておく。 なお,ポリマーセメントモルタルの調製,硬化時間試験を除くフレッシュポリマーセメントモルタルの試験並びに硬化したポリマーセメントモルタルの試験用供試体の成形,表面仕上げ及び脱型は,常に試験室で行い,乾燥及び空気の流通を防ぐ。――――― [JIS A 1171 pdf 4] ―――――
3 A 1171 : 20165 ポリマーセメントモルタルの調製方法5.1 装置及び器具 機械練りに用いる練混ぜ機は,JIS R 5201の9.2.3(機械練り用練混ぜ機),機械練りに用いるさじ並びに手練りに用いる鉢及びさじは,JIS R 5201の9.2.4(手練り用練混ぜ器具)に規定するものとする。5.2 試験に用いる材料の準備 試験に用いる材料の準備は,次による。a) 試験に用いる全ての材料は,あらかじめ試験室内に入れ,その温度が室温と等しくなるようにする。b) セメントは,防湿容器に密閉して準備する。 なお,セメントの風化による塊がある場合は,使用しない。c) 細骨材は,粒度及び含水状態がバッチごとに変化しないように準備する。d) セメント混和用ポリマーは,全固形分が変化しないように,密閉容器に入れて準備する。e) 練混ぜに用いる水は,JIS A 5308の附属書C(レディーミクストコンクリートの練混ぜに用いる水) に規定するものとする。f) ディスパージョンを所定量含んだ既調合の液体材料は,濃度が変化しないように,密閉容器に入れて 準備する。g) セメント,粉末樹脂などからなる既調合の粉体材料は,防湿容器に密閉して準備する。5.3 材料の計量 各材料は,ポリマーセメントモルタルの所定の配合に基づき,1 g以上の精度をもつはかりを用いて,質量で別々に計量する。ただし,水は,所定量が採取できる容積計量器で計量してもよい。 注記 ポリマーセメントモルタルの所定配合は,通常,セメント細骨材比,ポリマーセメント比及び 水セメント比によって表されるので,1回の練混ぜに必要な各材料の質量は,これらの値から, 細骨材の含水率,セメント混和用ポリマーの全固形分などを考慮して算出する。5.4 ポリマーセメントモルタルの練混ぜ ポリマーセメントモルタルの練混ぜは,次のa) に規定する機械練りとする。ただし,機械練りによれない場合にはb) に規定する手練りとしてもよい。 練混ぜに用いる機械器具は,あらかじめ試験室に準備しておく。 なお,既調合の液体材料又は粉体材料を用いてポリマーセメントモルタルを調製する場合には,製造業者の指定する方法によってもよい。この場合,練混ぜ手順・方法を記録しておく。a) 機械練りによる方法 機械練りによる方法は,次による。 なお,機械練りによるポリマーセメントモルタルの練混ぜは,低速(自転速度 : 毎分140±5回転, 公転速度 : 毎分62±5回転)で行う。 1) ディスパージョンを混入する場合 計量したセメント及び細骨材を練り鉢に入れ,練混ぜ機を始動 させて2分間練り混ぜ,更に,計量したディスパージョン及び水を加えて,直ちに1分間練り混ぜ る。30秒間練混ぜを休止し,その間に,パドルに付いたモルタルをさじでかき落とし,更に,練り 鉢に付着したモルタルをさじでかき落として3回練り混ぜてから練り鉢の中央に集める。休止が終 わったら,再び練混ぜ機を始動させて2分間練り混ぜる。練混ぜが終わったら,練り鉢を練混ぜ機 から取り外し,さじで10回かき混ぜる。 2) 粉末樹脂を混入する場合 計量したセメント,粉末樹脂及び細骨材を練り鉢に入れ,練混ぜ機を始 動させて2分間練り混ぜ,更に,計量した水を加えて,直ちに1分間練り混ぜる。30秒間練混ぜを 休止し,その間に,パドルに付いたモルタルをさじでかき落とし,更に,練り鉢に付着したモルタ――――― [JIS A 1171 pdf 5] ―――――
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JIS A 1171:2016の国際規格 ICS 分類一覧91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.10 : セメント.せっこう.石灰.モルタルJIS A 1171:2016の関連規格と引用規格一覧規格番号規格名称JISA1128:2019フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法―空気室圧力方法JISA1129-1:2010モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法―第1部:コンパレータ方法JISA1129-2:2010モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法―第2部:コンタクトゲージ方法JISA1129-3:2010モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法―第3部:ダイヤルゲージ方法JISA1132:2020コンクリートの強度試験用供試体の作り方JISA1148:2010コンクリートの凍結融解試験方法JISA1404:2015建築用セメント防水剤の試験方法JISA5308:2019レディーミクストコンクリートJISA6203:2015セメント混和用ポリマーディスパージョン及び再乳化形粉末樹脂JISA6205:2003鉄筋コンクリート用防せい剤JISK8123:2018塩化カルシウム(試薬)JISR5201:2015セメントの物理試験方法JISR6252:2006研磨紙ページ